顕微鏡で見る根管内部と根管治療の重要性
根管治療前
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詳細な情報を収集する:治療を受ける前に、根管治療が何を含むのか、どのようなプロセスであるかを理解しておくことが重要です。不安や疑問があれば、事前に歯科医に相談しましょう。
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良好な口腔衛生を維持する:治療前には、歯を磨いて、必要であればフロスを使って、口腔内を清潔に保つことが大切です。これにより、治療中の感染リスクを減らすことができます。
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健康的な生活習慣を維持する:バランスの取れた食事をとり、十分な水分を摂ることで、全体的な健康状態を良好に保ちます。これは、治療の成功にも寄与します。
根管治療後
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指示に従う:歯科医からの指示に従い、処方された薬を適切に服用し、必要なフォローアップの予約を忘れないでください。
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ソフトフードを摂る:治療直後は、傷ついた歯に負担をかけないように、柔らかい食事を心がけましょう。
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口腔衛生を維持する:治療部位を刺激しないように注意しつつ、口腔衛生は継続してください。治療部位の近くを磨く際は、特に優しく行います。
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過度な運動や重い物の持ち上げを避ける:治療後数日間は、過度な身体活動を控えることで、治療部位の回復を促します。
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不明点があれば歯科医に連絡する:痛みが予想以上に長く続いたり、腫れがひどくなったりする場合は、速やかに歯科医に相談してください。
よくある質問
Q1: 根管治療とは何ですか?
A1: 根管治療は、歯の内部(歯髄)が感染したり、炎症を起こしたりした場合に行う歯科治療です。歯髄には神経や血管が含まれており、感染が進行すると痛みや腫れを引き起こします。根管治療では、感染した歯髄を取り除き、根管を清掃、消毒し、その後、根管を充填して歯を保存します。
Q2: 根管治療は痛いですか?
A2: 現代の麻酔技術により、多くの患者さんは根管治療中にほとんど痛みを感じません。治療前に局所麻酔を行うことで、処置部位を無感覚にし、不快感を最小限に抑えます。治療後には軽い不快感や炎症が生じることがありますが、これは通常、処方された痛み止めで管理できます。
Q3: 根管治療後の病巣の治癒はどのくらいですか?
A3: 根管治療後の回復は個人差がありますが、約3ヶ月から半年程度はかかることが多いです。
Q4: 根管治療を受けた歯はどのくらい持ちますか?
A4: 正しく行われた根管治療と適切な口腔衛生習慣により、治療を受けた歯は多くの場合、一生持つことがあります。しかし、治療後も定期的なチェックアップと適切なケアが必要です。
Q5: 根管治療の代わりに歯を抜いた方が良い場合はありますか?
A5: 可能な限り自然な歯を保存することが望ましいですが、歯の損傷が非常に重度で回復が見込めない場合や、他に健康上の問題がある場合には、歯の抜歯が推奨されることがあります。最適な治療法については、歯科医と相談して決定します。
Q6: 根管治療後に何か注意すべきことはありますか?
A6: 根管治療後は、治療部位が完全に回復するまで硬い食べ物の摂取を避けること、また、優れた口腔衛生習慣を維持することが重要です。治療後に痛みが続く場合や、治療した歯に異常を感じた場合は、速やかに歯科医に相談してください。
院長
歯のことでお困りの方は気軽に当院にご相談ください。
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略歴
- 国立岡山大学歯科部歯学科卒業
- 姫路赤十字病院 研修医修了
- 岡山大学大学院歯薬学総合研究科 博士課程修了
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所属学会・資格
- 日本口腔外科学会 認定医
- 日本インプラント学会 会員
- インビザライン 認定医
- ヨーロッパインプラント学会(EAO) 会員